悪徳業者から被害に遭ったら?具体的な対処法や相談窓口を解説
掲示板(ホスラブ)に悪口を書き込みする人の心理を徹底解説
2021.01.22ホストラブ・通称ホスラブは、夜の仕事に関する情報交換を目的に使用される匿名掲示板です。1ヵ月の訪問者数が200万人を超えるサイトで、業界で働く人やお店を利用する人がコミュニケーションを図る場として、重要な役割を担っています。
しかし、悪質な書き込みが散見されているのも事実です。掲示板(ホスラブ)に限ったことではなく、多くの匿名掲示板やSNSで悪口・誹謗中傷が問題視されています。
掲示板(ホスラブ)に悪口を書き込む人の心理を解説するとともに、誹謗中傷を書き込まれたときの対処方法を紹介します。
目次
目次
1.掲示板(ホスラブ)に悪口を書きこむ人の心理
掲示板(ホスラブ)に悪口を書き込む人は、さまざまな目的があって書き込みをしていると考えられます。ここでは、悪口を書き込む人の心理を3パターンに分けて解説します。
1-1.相手の反応を見たい
掲示板(ホスラブ)は、夜の仕事をしている人にとって数少ない情報共有の場です。そのため、相手や周囲の人がホスラブを見ていることを見越して、悪口を書き込むのだと考えられます。
悪口を書き込まれると、怒って反論したりショックを受けて仕事に影響が出たりするかもしれません。悪口を書き込んだ人は、相手の反応を見て楽しんでいる可能性があります。
1-2.妬みがあるので困らせたい
お店やプライベートで交流のある人の場合は、妬みなどの原因が考えられます。相手の人気や評判を落としたい一心で、悪口の書き込みをするのです。
個人だけではなく、お店がターゲットになることもあるので注意が必要です。
1-3.お店の営業を妨害したい
ライバル関係にあるお店の関係者が、お店や店員の悪口を掲示板(ホスラブ)に書き込むこともあります。
また、以前トラブルがあった客が、通っていたお店に復讐する意味を込めて誹謗中傷を書き込むこともあるかもしれません。
2.掲示板(ホスラブ)の悪口・誹謗中傷の定義
掲示板(ホスラブ)では、虚偽や誤解を与える内容の書き込みを禁止しています。また、差別的な発言や、倫理的に問題となる発言の書き込みも禁止されています。もちろん、個人情報を本人に無断で開示することも禁止です。
禁止事項は、「ご利用規約」に明記されており、掲示板(ホスラブ)を利用した場合は規約に同意したものとみなされます。利用規約に違反して生じた損害は、賠償責任を課せられることもあります。
3.掲示板(ホスラブ)に自分の悪口を書かれたときの対処法
掲示板(ホスラブ)で、自分の悪口の書き込みを見つけたときの対処方法について解説します。
3-1.悪口に対して自ら書き込みをしない
掲示板(ホスラブ)に悪口や誹謗中傷を書き込まれても、安易に反応してはいけません。書き込みをした人は、悪口に反応することを面白がっている可能性があります。書き込み主の思いどおり反応せず、無視しましょう。
3-2.削除依頼フォームから書き込みを削除してもらう
書き込みに対して反応しない方がよいとわかっていても、悪口が気になってついつい掲示板を見てしまう、落ち込んでしまうという場合は、掲示板(ホスラブ)の削除依頼フォームから、レスの削除依頼が可能です。
スレッド番号とレス番号、削除理由、名前、メールアドレスを記入して送信します。ただし、削除依頼が受理されると、削除依頼履歴として名前とメールアドレス以外の情報が公開される点に、注意が必要です。
掲示板(ホスラブ)の削除依頼ガイドラインで明記されている削除対象は、下記のとおりです。
- 公益性が認められない情報
- 誹謗中傷、個人情報が含まれる内容
3-3.削除してもらえないときは弁護士に依頼する
掲示板(ホスラブ)に削除依頼を出しても、書き込みが削除されない場合は、弁護士に依頼して削除交渉をしてもらうことも可能です。費用はかかりますが、ネットのトラブルに強い弁護士に依頼することでスムーズにトラブルが解決できます。
書き込みの内容が悪質なときは、名誉毀損で責任を問えることもあります。名誉毀損にあたるのは、公然の場で具体的な事実を指して個人の名誉を傷つけた場合です。
虚偽の情報を書き込まれたとき、信用毀損罪や業務妨害罪、名誉毀損のように具体的な内容でない場合は侮辱罪にあたります。名誉毀損とは異なる犯罪ですが、弁護士に依頼して削除の交渉をしてもらえます。
4.悪口の書き込みが多くて対応できないときは弁護士に相談しよう
掲示板(ホスラブ)に書き込まれた悪口や誹謗中傷の数が多く、削除依頼の対応ができないときは、弁護士に依頼して削除することをおすすめします。掲示板(ホスラブ)ではスレッドごとの削除依頼を受け付けておらず、レス一つひとつに対応しなくてはいけないからです。
悪口や誹謗中傷の書き込みは、悪質なものも少なくありません。必要に応じて、ネットトラブルに強い弁護士に相談してみましょう。
監修者
野口 明男(代表弁護士)
開成高等学校卒、京都大学工学部卒。
旧司法試験に合格し、平成17年に弁護士登録後、日本最大規模の法律事務所において企業が抱える法律問題全般について総合的な法的アドバイスに携わる。平成25年に独立し法律事務所を設立、平成28年12月にアークレスト法律事務所に名称を変更し、誹謗中傷対策を中心にネットトラブル全般に幅広く関わる。
弁護士と企業とのコミュニケーションに最も重点を置き、中小企業の経営者のニーズ・要望に沿った法的アドバイス及び解決手段の提供を妥協することなく追求することにより、高い評価を得ている。
単に法務的観点だけからではなく、税務的観点、財務的観点も含めた多角的なアドバイスにより、事案に応じた柔軟で実務的な解決方法を提供する。
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