悪徳業者から被害に遭ったら?具体的な対処法や相談窓口を解説
権利侵害
権利侵害とは、人が持っているさまざまな権利を他者が侵すことです。侵害の対象となる権利はケースによって異なります。たとえば人から物を盗む窃盗であれば「財産権」の侵害ですし、監禁行為なら「自由」に対する侵害です。ネット上では「名誉権」や「プライバシー権」「著作権」「肖像権」などに対する権利侵害がよく発生します。
権利侵害が発生した場合、加害者に対して犯罪が成立するケースとしないケースがあります。名誉毀損や窃盗、著作権侵害などについては刑罰がもうけられているので、権利侵害を受けたら加害者には刑事責任が発生します。一方プライバシー権侵害や肖像権侵害などについては刑事罰がもうけられていないので、権利侵害されても加害者に刑罰を加えることは不可能です。
加害者に刑事責任が発生するかどうかを問わず、権利侵害された被害者は加害者へ「損害賠償請求」を行うことが可能です。名誉毀損された場合、ネット上に個人情報や自分の写っている写真をさらされた場合などには投稿者へ慰謝料の請求ができます。ただネット投稿はほとんどの場合「匿名」で行われているため、慰謝料請求の前提として投稿者を特定する手続きが必要となります。
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