IT弁護士

IT弁護士とは、IT法務を得意とする弁護士です。IT法務とはインターネット上における権利侵害やネット犯罪、架空請求詐欺、ウイルス作成、提供などの犯罪行為、システム開発などのITに関連する契約など「ITが関係する法律業務一般」を意味します。

IT弁護士は法律用語ではなく一般的な用語であり「どこからがIT弁護士でどこまでが一般弁護士か」という明確な線引きはありません。「IT法務に積極的に取り組んでおり経験や実績が豊富、IT関係の法律に詳しい弁護士」が自ら「IT弁護士」を名乗っていたり周囲が「IT弁護士」と呼んでいたりするケースが多数です。

ネット誹謗中傷やプライバシー権侵害を始めとする権利侵害を受けて「削除」や「投稿者特定」を進めたい場合、あるいはネット関係の犯罪に巻き込まれた場合などには、IT関係に詳しい「IT弁護士」に相談・依頼する必要性が高いと言えます。一般の弁護士、特にITを不得手とする弁護士に依頼すると、知識や経験が不足しているために効果的な解決を得られない可能性が高くなるからです。