ネガティブ・キャンペーンとは

ネガティブキャンペーンとは、ライバルを貶めることによって自分が相対的に優位に立とうとする戦略です。ライバルの施策、性質上の欠点や人格的な問題などを指摘し、イメージを悪化させます。もともとは選挙においてよく利用されていましたが、最近では商品や企業イメージなどについてネガティブ・キャンペーンが行われるケースも増えています。マスメディアが特定の候補者や組織、会社などに対してネガティブ・キャンペーンを行う場合もあります。

たとえば以下のような広告や主張を広めると、ネガティブ・キャンペーンに該当する可能性があります。

  • あの候補者は不正を行っている
  • あの候補者は不倫している
  • あの会社は粉飾決算をしている
  • あの会社は反社会的勢力と関わりがある

ネガティブ・キャンペーンと「誹謗中傷」との区別は非常に難しくなるケースもあり、場合によってはネガティブ・キャンペーンであっても名誉毀損に該当する可能性があります。
ネット上でライバル社などから度を超えた名誉毀損の投稿をされた場合には、たとえ「ネガティブ・キャンペーン」として行われたものであっても名誉権侵害として削除や損害賠償を求められます。