X(旧Twitter)は、日本国内で4,500万人以上のユーザーを抱える巨大SNSです。匿名で参加でき、短文での気軽な投稿が特徴です。しかし、その匿名性と気軽さが、誹謗中傷の温床にもなっています。
X(旧Twitter)で書かれる誹謗中傷とは?
X(旧Twitter)での誹謗中傷には、事実無根の投稿、犯罪歴の公開、営業妨害となる虚偽の書き込みなど、さまざまなパターンがあります。これらの投稿は拡散されやすく、被害が短時間で広がる危険性があります。
なぜX(旧Twitter)で誹謗中傷を書き込むのか?
誹謗中傷を書き込む人の多くは、特別な悪意を持っているわけではなく、普通の人が軽率に行ってしまうケースが少なくありません。承認欲求を満たすためや、ストレス解消として安易に書き込んでしまうことが動機となっています。
X(旧:Twitter)での誹謗中傷被害を放置するとどうなる?
誹謗中傷を放置すると、以下のようなリスクがあります。
(1) 被害が拡大する: リポストや引用により、情報が際限なく拡散されます。
(2) 就職や結婚に影響: ネット上の情報が身辺調査で発覚するリスクがあります。
(3) 個人情報流出による犯罪リスク: 住所等が特定され、つきまとい等の被害につながる可能性があります。
X(旧Twitter)で誹謗中傷を書き込まれたら、どうすればいいのか。
誹謗中傷の被害を受けた場合、最も有効な対処法はX(旧Twitter)への削除申請です。X(旧Twitter)のポリシーに違反する投稿であれば、申請により削除される可能性があります。
X(旧:Twitter)で誹謗中傷被害を受けたときにやってはいけない

| No. | NG行為 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 言い返す | 感情的に反論すると、さらに炎上するリスクがあります。 |
| 2 | 自分も誹謗中傷する | 反撃として書き込むと、自分も加害者になってしまいます。 |
| 3 | 放置する | 放置すると被害が拡大する可能性があるため、適切な対処が必要です。 |
X(旧Twitter)のポリシーで禁止されていること
X(旧Twitter)のポリシーでは、暴力的な発言、嫌がらせ、ヘイトスピーチ、個人情報の無断公開などが禁止されています。これらに該当する投稿は、削除申請の対象となります。
X(旧Twitter)のポリシーに違反する場合
ポリシー違反に該当するかどうかの判断基準は曖昧な部分もあります。明確なポリシー違反でない場合でも、名誉毀損やプライバシー侵害に該当する場合は、法的手段による削除が検討できます。
X(旧Twitter)の削除申請はどうすればよいのか?

X(旧Twitter)への削除申請は、ヘルプセンターの違反広告ページに記載している手順で行うことができます。以下の手順で進めます。
【X(旧Twitter)誹謗中傷投稿の削除申請手順】
| 手順 | やるべきこと | 内容 |
|---|---|---|
| STEP 1 | 証拠を保存する | 該当ツイートのスクリーンショットを撮影し、URL・日時・投稿者名を記録します。スクリーンショットは、ブラウザのURL欄が見える状態で画面全体を撮影し、投稿日時・投稿者のアカウント名が含まれるようにするのが有効です。スマートフォンの場合も、URLが確認できるブラウザ版で撮影することを推奨します。証拠は後の法的手段でも 必要となるため、必ず保存してください。 |
| STEP 2 | 該当ポストの「…」アイコンをタップする | X(旧Twitter)にログインし、報告したいポストを表示します。ポスト右上にある「…」(もっと見る)アイコンをタップします。 |
| STEP 3 | 「ポストを報告」を選択する | 表示されたメニューから「ポストを報告」を選択します。 |
| STEP 4 | 報告理由を選択し、詳細情報を入力する | 違反の種類(「嫌がらせや暴力的な発言」等)を選択し、「次へ」をタップします。追加情報を求められた場合は、被害の詳細を入力してください。 |
| STEP 5 | 報告を送信し、対応を待つ | 内容を確認のうえ報告を送信します。X(旧Twitter)の審査チームが内容を確認し、通常数日〜1週間程度で結果が通知されます。 |
| STEP 6 | 削除されない場合の対応 | X(旧Twitter)の審査で削除されなかった場合は、弁護士に相談のうえ、裁判所の仮処分による削除命令を検討します。 |
X(旧:Twitter)での誹謗中傷は裁判所への投稿削除の仮処分
X(旧Twitter)への削除申請で解決しない場合、裁判所に仮処分を申し立てることで投稿の削除を命じてもらうことが可能です。仮処分は通常の訴訟より迅速に結果が出る法的手段です。
X(旧Twitter)の削除申請は誰にでもできる!
X(旧Twitter)での誹謗中傷は、放置せずに早めに対処することが重要です。削除申請は誰でもできますが、対応が難しい場合は弁護士への相談をお勧めします。
よくある質問(FAQ)
Q1. Xで誹謗中傷を受けたら、最初に何をすべきですか?
A. まず該当投稿のスクリーンショットを保存し、URLと投稿日時を控えてください。その上でX公式の通報フォームから削除申請を行います。削除されない場合や被害が深刻な場合は、弁護士に相談して送信防止措置請求や投稿削除の仮処分申立てを検討します。感情的に直接相手にリプライしたり拡散したりすることは、二次被害を招くため避けてください。
Q2. Xアカウントが凍結された場合、異議申し立てはできますか?
A. X公式ヘルプセンターの「凍結されたXアカウント」ページから異議申し立てが可能です。アカウント名と凍結理由に対する反論を記載して送信します。誤った凍結であれば解除される可能性がありますが、繰り返しのルール違反による永久凍結は復活が難しいケースもあります。弁護士に依頼すれば、異議申立書の作成や代理交渉も可能です。
Q3. Xの削除申請は誰にでもできますか?
A. 誰でも可能です。X公式の通報フォーム(Xのルール違反を通報する方法)から申請でき、ログインせずに第三者として申請することもできます。ただし削除されるかどうかはX側がルール違反に該当するかを判断するため、必ずしも申請通りに削除されるとは限りません。削除されない場合は裁判所への投稿削除の仮処分が次の選択肢になります。
Q4. Xの誹謗中傷被害で弁護士に依頼するメリットは何ですか?
A. 弁護士に依頼すると、①X公式への削除申請の代行、②凍結異議申し立ての代理、③送信防止措置請求や仮処分申立てなど法的手段、④発信者情報開示請求による投稿者特定、⑤特定後の損害賠償請求まで、一連の対応をワンストップで進められます。特に投稿者特定はIPアドレス開示請求からプロバイダ照会まで法的手続きが必要なため、個人での対応は困難です。
Q5. Xで誹謗中傷を書き込んだ相手を特定することはできますか?
A. 発信者情報開示請求の手続きでIPアドレスを取得し、プロバイダから契約者情報を開示させることで、原則として投稿者を特定できます。2022年の改正プロバイダ責任制限法(現情報流通プラットフォーム対処法)により、従来より迅速な開示手続きが整備されています。ただし時効(権利侵害を知ってから3年)があるため、早めに弁護士に相談することが重要です。






