レピュテーションリスク

レピュテーションリスクとは、企業に対する評判が低下して企業の信用やブランド価値が失われ、売上低下や新規取引の困難、採用人事の困難、離職者発生などの悪影響が発生する危険をいいます。いわゆる「風評被害」に近い言葉です。

近年ではネットの普及にともなって企業に対する評価などの情報もすぐに拡散されるので、「評判」「口コミ」の持つインパクトが強まっています。レピュテーションリスクが発生すると企業の業績が大きく低下する可能性もあるので注意が必要です。

レピュテーションリスクの事例としては、以下のようなものがあります。

  • 不祥事の隠蔽、粉飾決算
  • 商品や製品による事故の発生
  • アルバイト店員などによる不祥事

従来はマスコミに取り上げられなければレピュテーションリスクが発生する可能性はほとんどありませんでしたが、最近ではツイッターやyoutubeなどのSNSに投稿された個人のツイートや画像、動画がきっかけとなるケースも多数あります。インパクトのある投稿が行われると爆発的に拡散されて「炎上」し、対象企業が大きな被害を受けます。

ネット上のレピュテーションリスクに備えるには、日頃からネットへのモニタリングを行い、問題のある投稿があれば削除して投稿者を特定し然るべき措置をとるなどの対応が必要です。