ネットストーカー

ネットストーカー(サイバーストーカー)とは、インターネットを介して特定の人につきまとったり嫌がらせをしたりする行為です。「サイバーストーカー」と呼ばれるケースもあり、サイバー犯罪の一種ととらえられています。

ネットストーカー(サイバーストーカー)の手口としては、対象者の投稿内容を詳細に分析して「どこに居住しているか」「何時頃に何をしているか」などの行動パターンを割り出して知っていることを告げて怖がらせたり、顔写真や実名などの情報を入手して送りつけてきたり性的な言動を繰り返したりするものが多くなっています。現実に家に押し掛けて来るリアルなストーキング、監禁や殺人に発展するケースもあります。

日本には「ストーカー規制法」という法律があり、対象者に対するつきまといや監視していると告げる行為、交際の要求や無言電話、名誉毀損行為や性的しゅう恥心を侵害する行為などが禁じられています。近年ではネットストーカー事案が増加したことを受けてストーカー規制法の適用範囲が拡大され、電子メールだけではなくSNSを使った場合も規制対象に含まれるようになりました。

ネットストーカー(サイバーストーカー)の被害に遭ったら、一人で抱え込まずに警察や弁護士などの適切な機関へ早期に相談することが重要です。