国内大手の口コミ掲示板サイト「爆サイ」は、自由な書き込みが許されている一方で、デマや誹謗中傷のような心無い投稿も散見されます。爆サイは読売新聞の「発言小町」やYahoo!JAPANの「Yahoo!掲示板」のように運営会社をよく知られているわけではないため、爆サイで風評被害を受けたときの対処方法に困っている方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、爆サイの運営会社と、爆サイに誹謗中傷問などの書き込みをされた場合の問合せ方法について解説します。
爆サイの運営会社は、サイト上には社名の記載がありません。お問い合わせページに掲載されている運営者情報は「爆サイ.com係」であり、電話番号や所在地なども不明です。
ただし、質問等はメールで受け付けており、連絡がとれないわけではありません。また誹謗中傷や個人情報の暴露といった不適切な投稿については、「削除依頼フォーム」から運営の削除人へ申請できます。投稿の削除依頼は、運営会社がわからない状態でも可能なので安心してください。
爆サイはサイト運営者によれば「月間10億PVを誇る」人気掲示板です。
爆サイは国内の掲示板のなかでも最大級の規模を誇り、日々地域別の掲示板でさまざまな口コミが投稿されています。利用者は20〜40代の男女が中心で、過半数はスマートフォンからの閲覧です。利用は無料ということもあり、書き込み・閲覧の気軽さが人気の理由のひとつでしょう。
2021年5月時点で、爆サイのカテゴリ数は3,906。ニュースやスポーツ、政治などからギャンブルや風俗、ゲームまで幅広いジャンルの話題があります。同月の5ちゃんねるのカテゴリ数が1,028であることを考えると、非常に広範なジャンルを網羅していると言えます。
爆サイ内で誹謗中傷被害に遭いやすいのが、風俗関係です。例えば、次のような被害が考えられます。
爆サイは地域密着を特徴とする掲示板サイトであるため、些細な情報でも身バレにつながる傾向があります。個人が特定できるような書き込みに気づいたら、被害を未然に防ぐためにも早急に対策を講じることが重要です。
爆サイは、下記のような利用規約に違反する書き込みを禁止しています。該当する書き込みに対しては、サイト運営者側が投稿削除や編集、投稿者に対するアクセス拒否などの対策をとる可能性があります。
爆サイで誹謗中傷など被害に遭ったら、自分で運営者(爆サイ.com係)宛てに削除請求をするか、弁護士に対応を依頼しましょう。
なお、爆サイになされた投稿の削除や投稿者特定の方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
爆サイで誹謗中傷!削除と投稿者特定の方法を弁護士が徹底解説!
自分で投稿の削除を依頼するときは、爆サイのサイト内にある「削除依頼フォーム」を使います。
削除依頼の手順は、以下のとおりです。
削除依頼をするには爆サイのアカウントが必要です。ログインしないままスレッドの最下部にある「削除依頼を送信」をクリックすると、「新しいアカウント作成」というボタンが現れるので、それをクリックしてアカウントを作ってください。
自分で削除依頼をしても、削除に応じてもらえないことも多いです。依頼をしても削除できなかった、削除理由の書き方がわからない、といった方は弁護士に相談してみてください。弁護士なら、「送信防止措置請求」や裁判所への仮処分命令の申し立てといった法的手段がとれるため、投稿削除が成功する確率はより高くなります。
なお、「送信防止措置請求」とは、サイト管理者に自主的な投稿の削除を依頼する手続きのことです。具体的には、法的根拠に基づいた削除要請理由などを記載した書面をサイト運営者に送って、爆サイ側に投稿の削除を促します。
裁判所の仮処分命令とは、裁判所から爆サイの運営者に対して、爆サイに投稿された書き込みを削除するように命令を出してもらうことです。この命令を出してもらうことで、爆サイの運営側は命令に従い投稿を削除してくれます。
爆サイ上に自分を誹謗中傷する書き込みを見つけたら、早急に投稿の削除依頼をすることでそれ以上被害が拡大するのを防ぎましょう。できるだけ早く、またできるだけ確実に対処するには、インターネット問題に強い弁護士に相談することをおすすめします。
風評被害や個人情報の暴露でお困りであれば、法律法人アークレスト法律事務所までご相談ください。当事務所では爆サイをはじめ、数多くのネット誹謗中傷問題に意欲的に取り組んでいます。
被害を受けて具体的な対処を検討している方も、書き込みを見つけて不安を感じているがどうしたらよいのかわからない、という方もお気軽にお問い合わせください。