なりすましは有名人だけがターゲットではなりません。善良な一般人になりすます人間がFacebook上でも数多く目撃されています。こういった迷惑な「なりすまし」とはどのような行為なのか、またなりすましを運営に通報する方法も合わせてご紹介していきたいと思います。
今や「なりすまし」は有名人をターゲットとしているわけではありません。善良な一般ユーザーならだれでもなりすましのターゲットになりかねない状況です。
なりすましとはFacebook上であたかも本人であるかのようにふるまう行為のことです。具体的にはAという人がFacebookに存在しているとします。AではないBという人物があたかもAであるようにFacebook上でふるまう行為のことです。
なりすましは他人になりすまし友達申請をしてきます。友達のみ公開の情報を仕入れることができるからです。友達申請を許可してしまった場合、自分の個人情報をなりすましに調べられてしまう恐れがあります。
悪質ななりすましの場合、プロフィールを画像ごと全てコピーしてなりすます場合もあります。こうしたなりすましがトラブルなどを引き起こしたり、なにか有害なことを書きこみすることで、社会的信用に傷がつく恐れがあります。
友達のみ公開にしている安心感から、自分の写真はおろか家族の写真まで投稿している方もいるでしょう。また住所や電話番号と言った個人情報を掲載されている方もいます。こういった個人情報が全部盗まれる恐れがあります。
出会い系などの有害なサイトに誘導したり、架空請求をされたりする恐れがあります。
Facebookでは友達の力を借りてアカウントを再開するというシステムがあります。簡単に説明すると、自分の友達3人があなた本人だと承認した場合、アカウントを再開することができるというシステムです。本来なら登録情報を忘れてしまったときのアカウントを復活させるための措置なのですが、これを悪用すれば簡単になりすましがアカウントを乗っ取ることも可能になります。 このように安易に友達申請をOKしてしまうと、なりすましにアカウントを乗っ取りされてしまう危険性もあります。
なりすましのアカウントにはいくつかの共通点があります。
業者が多数のなりすましアカウントを作っていると想定した場合、いちいちプロフィールを作りこんだりすることはありません。ですから、上の画像のようにプロフィールが白紙だったり適当になっているケースが多くみられます。
なりすましは昔からのアカウントを当然持ってません。最近登録したてのアカウントには気をつけましょう。
友達の数が極端に多いか少ない場合が多いです。
最初から捨てアカウントですから、アイコンの画像は適当なものになっています。
地元に住む美人な写真付きの女性が友達申請をしてきたら、ハニートラップを疑いましょう。
上記のようなアカウントが突然友達申請をしてきた場合はなりすましを疑うようにしましょう。
この厄介な「なりすまし」。なにの目的でなりすましをしているのでしょうか?下記のようなことが考えられます。
出会い系などのサイトに誘導したり、架空請求をすることが目的でなりすましをしている業者もあります。
個人情報を盗んで名簿業者に売ったりしている恐れもあります。
単純に個人に対する嫌がらせが目的のケースもあります。
Facebook上でなりすましを発見した場合、下記のページから報告することができます。 参考:Facebook公式HP https://ja-jp.facebook.com/help/contact/169486816475808
氏名の自分の名前を入力→連絡先メールアドレスを記入→なりすましプロフィールに登録されているメールアドレスまたは携帯電話番号(ある場合)を記入→なりすましプロフィールのURLを記入→身分証を提出(通報ページからアップロードできます)→送信をクリック
なりすましは迷惑ですが、Facebookのシステム上完全に取り締まるのは難しいといえるでしょう。もし、なりすましによって被害にあってしまった場合は専門家に相談するのが一番の解決方法といえます。