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Yahoo!入力補助で表示されるネガティブ情報には警戒を

国内最大のポータルサイトである「Yahoo!」を、あらゆる用途で毎日のように利用するユーザーは少なくありません。中でも検索機能は、仕事でもプライベートでも調べものに欠かせないツールとなっています。
その検索をサポートする機能に「入力補助」「虫眼鏡」があります。この機能によってユーザーは求める情報を素早く入手することができます。
ただ企業や事業者には、Yahoo!入力補助・虫眼鏡がネガティブ情報の発信源になってしまうことがあるので警戒する必要があります。

1.Yahoo!の「入力補助」と「虫眼鏡」とは


Yahoo!の入力補助・虫眼鏡について、実際のキーワード検索を使った画像で解説していきます。

Yahoo!の入力補助の画面:「かせい」と入力

Yahoo!の虫眼鏡の画面:「火星」と入力

Yahoo!の入力補助は、検索欄への入力を補助する機能です。ある特定の事項について検索する際に、どういったキーワードを入力すべきかイメージ出来ずに、迷うことがあるかと思います。その際に、部分的なキーワードを入力するとYahoo!の入力補助機能が関連語を表示してくれるというものです。

上記の画像では、「かせい」とひらがなで入力するだけで「家政のミタゾノ」や「火星」「苛性ソーダ」などが表示されました。つまりユーザーは、「火星」という漢字で検索しなくても、「かせい」と入力すれば、入力補助として表示された「火星」を選んで検索することができます。

Yahoo!の虫眼鏡機能は、入力補助機能と似ています。
検索欄に「かせい」と入力し、入力補助で「火星」を選んだとします。すると検索欄の下に「虫眼鏡マーク」が表示されて、「火星人」や「火星 接近 2018」といった言葉が並びます。これはYahoo!のシステムがユーザーに対して、「火星」で検索を行うより「火星人」で検索したほうが、情報を絞り込むことができると提案しているのです。
もしユーザーが火星人について調べたい場合、「火星」で検索したサイトを閲覧するより、「火星人」で検索したサイトを閲覧したほうが、知りたい情報に短時間でたどり着くことができます。

2.Yahoo!入力補助の仕組み


Yahoo!の入力補助や虫眼鏡で表示される単語を、サジェストキーワードといいます。サジェスト(suggest)とは「提案する」という意味で、Yahoo!のシステムがユーザーが探している言葉を提案するための機能がサジェスト機能です。

そのサジェストキーワードをみて、探していた言葉に出会うことができた経験もあるかと思います。Yahoo!の入力補助・虫眼鏡機能が、ユーザーの求める言葉を提案出来る仕組みは、ユーザー全体の検索回数に関係しています。検索システムは、ユーザーの検索動作をすべて記録しています。

例えばあるユーザーが、「かせい」と入力し、入力補助が示した単語から「火星人」を選択し、火星人について書かれたサイトにたどり着き、そのページを3分間読んだとします。
このような操作がすべて記録され、こういった検索動作を行った人が多い場合、システムは「『かせい』と入力する人はかなりの高い確率で『火星人』について調べる」と判断します。
システムがこのような判断を繰り返すことで、入力補助・虫眼鏡で表示する単語や言葉を絞り込んでいるのです。

3.Yahoo!入力補助の危険性

Yahoo!の入力補助・虫眼鏡機能は大変便利な機能ですが、弊害が起こる場合があります。それがネガティブ情報の発信です。
例えば、Yahoo!の検索欄に人の苗字を入れるだけで、そのとき不倫報道で世間を騒がせている芸能人の名前が入力補助・虫眼鏡のサジェストキーワードに載ってしまうことがあります。これは、ワイドショーで芸能人の名前を知った数十万の人たちが一斉に検索することで、システムが重要ワードとして判断してしまうからです。

同じ弊害は企業でも起こり得ます。不祥事を起こしたり、謝罪会見を開いた企業がマスコミに大々的に報じられると、サジェストキーワードに「企業名+ブラック」「企業名+敗訴」「企業名+過労死」といった、企業イメージを著しく低下させる単語が出てしまうことがあります。企業の担当者は、問題が起きた際にはYahoo!の検索状況も確認する必要があると言えます。

4.Googleサジェストとの違い


Yahoo!入力補助・虫眼鏡と似た機能がGoogle検索にも搭載されています。Googleでは「Googleサジェスト」と呼ばれています。

Yahoo!入力補助・虫眼鏡とGoogleサジェストの仕組みは基本的には同じですが、Googleのシステムがよりきめ細かい分析を行っているとされています。
例えばGoogleのシステムは、常に世界中のサイトをチェックし、サイトに掲載されている情報と検索ワードの関係を記録しています。ある検索ワードが多くのサイトで取り扱われていれば、多くの発信者が高い関心を持っているワードであると推測します。それをサジェストキーワードとして表示します。

Yahoo!の入力補助・虫眼鏡で表示される単語は、同じユーザーが同じ検索ワードを使っても日々変化します。これはYahoo!側が、毎日サジェストキーワードを決めるデータを入れ替えているからです。例えば、芸能人の不倫報道が下火になればその芸能人名の重要度は下がるので、サジェストキーワードから外れていきます。
Yahoo!の「入れ替え周期」は毎日とされています。一方のGoogleサジェストの入れ替え周期は15日から3カ月に1回とされています。

5.企業の風評リスク


検索を行うユーザーにとって、Yahoo!の入力補助・虫眼鏡機能は大変便利な機能である一方、企業にとって大きなリスク要因となっている事も事実です。
サジェストや虫眼鏡に、特定の企業名と共にネガティブなイメージのあるキーワードが表示されてしまうといったケースがそれに該当します。

6.サーチエンジンに表示されるネガティブワードの対策は、当事務所にご相談ください。

Google・Yahoo!でのキーワード検索時にネガティブワードが表示されると、企業イメージが低下します。サジェストや虫眼鏡に「ブラック」「事故」「暴力団」「詐欺」と表示される事で、印象・評判が悪くなり、売上や求人に影響し、損害の原因になります。
悪評が拡散し炎上する事で、社会的信用が失墜する事を防ぐためには、早期対策が必要です。
当事務所では、サーチエンジンの検索補助機能に表示されたネガティブワードの対策を行います。ご希望のワードを表示させないために、まずはご相談ください。

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