「日本で最も有名なインターネット掲示板は?」ときかれたら、「2ちゃんねる」を思い浮かべる方は多いかもしれません。その2ちゃんねるから、5ちゃんねる(5ch)というインターネット掲示板ができたことはご存知でしょうか。
名称が異なるとはいえ、5ちゃんねるも2ちゃんねると同じ形態を引き継いでいますが、相変わらず本当かウソかわからないような投稿も散見されます。根も葉もないデマや、誹謗中傷や風評被害につながるような投稿も後を絶ちません。そのような投稿が自分の友人・知人に見られないようにするには、一刻も早く削除することが大切です。
本記事では、5ちゃんねる(5ch)の投稿で起こりうる被害事例とともに、不適切な投稿を削除する方法を紹介します。
5ちゃんねるは、有名インターネット掲示板「2ちゃんねる(2ch.net)」から生まれた掲示板サイトです。そのため、5ちゃんねるはつくりも内容も2ちゃんねると非常によく似ています。ここでは、5ちゃんねる(5ch)と2ちゃんねる(2ch.sc)の2つの掲示板が共存するようになった経緯について簡単に振り返ってみましょう。
5ちゃんねる(5ch)とは、国内最大級の掲示板サイト「2ちゃんねる(2ch.net)」の流れを引き継いだサイトです。2ちゃんねる(2ch.net)は当初個人サイトとして西村ひろゆき氏が立ち上げたものでしたが、やがて巨大な掲示板サイトへと成長しました。
ところが、運営方針の対立から、2014年4月に2ちゃんねる(2ch.net)は西村氏が運営する2ch.scとRace Queen, Inc.の運営する2ch.netに分裂します。さらに2017年10月、2ch.netの運営権が別会社に譲渡され、同時に名称も「2ちゃんねる」から「5ちゃんねる」へと変えられたのです。つまり、現在は5ちゃんねる(5ch)と2ちゃんねる(2ch.sc)という、2つのとてもよく似た掲示板サイトが存在していることになります。
5ちゃんねる(5ch)の運営主体は、フィリピンにあるLoki Technology, Inc.です。そのため、掲示板で誹謗中傷やプライバシー侵害にあたるような書き込みをされ、法的手段を取る場合には、このフィリピンの企業を相手にしなければなりません。
5ちゃんねる(5ch)への投稿は、2ちゃんねる(2ch.sc)にも自動的にコピーされます。もし5ちゃんねる(5ch)から誹謗中傷や風評被害につながる投稿が2ちゃんねる(2ch.sc)にコピーされれば、その内容がより多くのユーザーの目に触れることになります。また、拡散される可能性も高まり、被害が拡がってしまうおそれもあるのです。そのため、5ちゃんねる(5ch)に誹謗中傷や風評被害につながる投稿を見つけたら、2ちゃんねる(2ch.sc)にコピーされた投稿とともに早急に削除すべきでしょう。
5ちゃんねる(5ch)は2ちゃんねる(2ch.sc)と同様に幅広い話題のスレッドが用意されており、そこに匿名で記事を投稿できます。そのため、さまざまな話題について誰でも自由に論じることのできる一方で、残念ながら誹謗中傷やデマの温床にもなっています。そのような書き込みは、さまざまな被害を生み出してしまいます。
「Aは〇〇事件の犯人だ」「Bはデブだ」「C株式会社はブラック企業でパワハラも横行している」などのように、5ちゃんねるに(5ch)は特定の個人や法人に対する誹謗中傷やデマが絶えません。このような投稿は、名誉毀損罪や侮辱罪、信用毀損罪などが成立しうるものです。先日も、有名女性タレントやその家族に関する誹謗中傷をインターネット掲示板に書き込んだ者が、侮辱罪で書類送検されています。
「Dは被差別部落出身であることを隠している」「Eの父親は性犯罪で逮捕されたことがある」「Gの住所は〇〇市〇〇だ」など、他人のプライバシーをわざわざ暴露するような書き込みも散見されます。
このような書き込みはプライバシー侵害にあたりますが、「プライバシー侵害罪」という罪はないため、プライバシーに関わることや個人情報をどれだけ晒されても相手に刑事責任を問うことはできません。しかし、不法行為責任に基づき、損害賠償や慰謝料を請求することはできます。
また、5ちゃんねる(5ch)では多数のユーザーから注目を浴びようと、特定の個人や法人、またはイベント会場などの名前を挙げて「〇〇を爆破する」「〇〇を殺す」などの書き込みがなされることもあります。こういった書き込みがあった場合は警察に通報され、投稿者が脅迫罪・偽計業務妨害罪・威力業務妨害罪などで逮捕されています。
5ちゃんねる(5ch)で誹謗中傷やプライバシー侵害の被害を受けたときは、自分で5ちゃんねる(5ch)の削除人に削除を依頼することができます。自分で削除依頼をするときは、以下のような手順を踏みます。
5chの削除管理理人および裁判所は、単なる「悪口」ではなく、以下の法的要件を満たしているかを厳格に判断します。
① 名誉毀損(社会的評価の低下)
事実を摘示し、対象の社会的評価を低下させる投稿が対象です。
② プライバシー権の侵害
私生活上の事実、私生活上の事実、または私生活上の事実らしく受け取られるおそれのある事柄が対象です。
③ 同定可能性(特定性の確保)
削除を求める上で最も重要なのが、「その投稿が誰を指しているか客観的に判断できるか」という点です。
5chの書き込みを削除するためには、その投稿が「あなたのことを指している」と第三者が客観的に判断できる必要があります。これを「同定可能性」と呼びます。
| 特定の度合い | 具体的な例 | 削除成功率 | 弁護士の視点 |
| 実名あり | 「〇〇県〇〇市の山田太郎は〜」 | 極めて高い | 権利侵害が明白であり、自力でも削除される可能性が高いケース。 |
| 組織+属性 | 「アークレスト法律事務所の眼鏡の弁護士」 | 高い | 組織内で人物が絞り込める場合、実名がなくても特定性が認められる場合があります。 |
| 伏せ字・隠語 | 「山〇太〇」「Y田」「アークレのY」 | 中〜高 | 前後の文脈やスレッドの趣旨から本人と合理的に説明することができれば、法的に主張可能です。 |
| 業務内容のみ | 「昨日〇〇の件でミスした担当者」 | 中 | 内部の人間しか知り得ない情報でも、一般読者から見て対象者が特定できない場合は同定可能性は認められ難いです。 |
| 抽象的・単一 | 「隣の家のやつ」「あいつ」 | 低い | 対象が広すぎて誰を指すか不明なため、法的保護の対象になりにくいです。 |
5ch特有の文化として、実名を避けた隠語や伏せ字が多用されます。自力での削除依頼では「名前がない」という理由で拒絶されがちですが、弁護士は**「スレッド全体の文脈」や「過去の投稿との関連性」**を法的に構成し、裁判所に「これは特定の個人を指している」と認めさせることが可能です。
5chの削除担当者に、法的権利の侵害を正確に伝えるための具体的な例文です。以下の項目を埋めて送信してください。
件名:削除申立て
【スレッドURL】https://… 【レス番号】〇〇番 【削除理由】名誉権の侵害
【侵害の理由】 対象レスには「〇〇は横領で解雇された」との記載がありますが、事実に反する虚偽の内容であり、私の社会的評価を著しく低下させるものです。 私は現在も同社に在職中であり、犯罪行為に及んだ事実は一切ございません(証拠として在職証明書を添付)。
もうひとつは、5ちゃんねる(5ch)のサイトにある削除依頼フォームを利用する方法があります。削除依頼フォームには、「削除要請板」と「削除整理板」の2種類があり、プライバシー情報に関わるものや個人情報、差別・蔑視に当たる書き込みなどは「重要削除対象」とされ、「削除要請板」のほうで申請します。そのほかのものは「削除整理板」で申請します。
入力する内容は以下のとおりです。
5ちゃんねる(5ch)に対して自力で削除依頼するときには、いくつか注意点があります。
削除要請板や削除整理板にある専用フォームで申請した削除依頼は、すべて公開されます。そのため、あまり詳しい内容を書くと、さらに拡散されてしまい、二次被害につながるおそれがあります。専用フォームを使って依頼をするときは、「レス番号〇〇の投稿は事実無根のデマであり、公益性もないため削除を希望します」といった表現にとどめ、詳細については書かないほうが賢明です。依頼内容を公開されたくないときは、メールで依頼したほうがよいでしょう。
5ちゃんねる(5ch)の削除依頼に対応している削除人は、すべてボランティアの方です。削除依頼のときに、「早く消せ!」などと乱暴な言葉づかいをすると、ガイドライン違反として削除されない可能性もあります。早く削除してほしいという気持ちはわかりますが、削除に対応する方も人間なので、社会人として節度を守るよう心がけましょう。
先述のとおり、削除人はすべてボランティアなので、5ちゃんねる(5ch)の管理を仕事として行っているわけではありません。また、削除人全員が権利の侵害・保護に詳しいわけでもないと考えられます。そのため、投稿を削除すべきかどうかを検討して、実際に削除に取りかかるにはある程度の時間を要すると予想されます。したがって、「どんなにひどい内容の投稿でも、すぐに削除してもらえるわけではない」と考えたほうがよいでしょう。
5ちゃんねるでは、投稿内容が「客観的な事実の摘示」か、あるいは「主観的な意見・感想」かによって、削除の可否が大きく分かれます。
| 投稿の種類 | 削除の可否 | 具体的な事例(NG例とOK例) | 解説 |
| 事実の摘示 | 可能 | 「店員のAは前科者だ」「不倫している」 | 真実でない(または公共性がない)具体的な事実で社会的評価を下げるものであり、削除対応される可能性が高いです。 |
| 意見・感想 | 困難 | 「料理がまずい」「接客が不快だった」 | 主観的な評価は「表現の自由」の範囲内とみなされやすく、削除は容易ではありません。 |
| 抽象的批判 | 困難 | 「この会社はゴミ」「アホ」「バカ」 | 具体性に欠ける単なる罵倒は、社会的評価を低下させる「事実」がないと判断されます。 |
| 正当な批判 | 困難 | 「〇〇の判決は不当だ(論評)」 | 公共の利害に関する事実に根ざした意見論評は、削除されないおそれがあります。 |
5ch側が「表現の自由」を優先し、削除を拒絶する主な理由は以下の通りです。
投稿内容が「真実」である、あるいは投稿者が「真実であると信じるに足りる相当な理由」を持っている場合、名誉毀損には当たらないと判断されます。
政治家や公職者、または法人の活動に関する批判は、公共の利益(公益)に資するとみなされ、削除対象から外れることが多いです。
「誰のことを指しているか」が客観的に不明な場合、権利侵害は成立しません。
5chには板ごとに独自のルールがあり、削除依頼の手順や形式が不適切な場合、内容以前の問題として却下されます。
参考:5ちゃんねる削除体制
自力で5ちゃんねる(5ch)にメールベースで削除依頼をしても応じてもらえなかった場合や、より確実に削除してもらいたい場合は、弁護士に削除請求を依頼したほうがよいでしょう。ここでは、弁護士が5ちゃんねる(5ch)に削除依頼するときの手順について解説します。
弁護士が行う削除依頼には、情報流通プラットフォーム対処法ガイドラインに基づく削除請求(送信防止措置依頼)をする方法と、裁判所に投稿記事削除の仮処分を申立てる方法の2つがあります。
ひとつめが、情報流通プラットフォーム対処法ガイドラインに基づいて行う削除請求です。これは、インターネット上で他人の権利を侵害する投稿があったときに、サイトの管理者や運営会社に対して「送信防止措置依頼書」を送付して、投稿を削除するよう依頼することをいいます。
しかし、この方法が使えるのはサイト管理者や運営会社が国内の事業者のみです。先述のとおり、5ちゃんねる(5ch)の運営会社は海外法人なので、この方法は利用できません。したがって、弁護士が5ちゃんねる(5ch)に削除依頼をするときは、次に説明する裁判所の仮処分を利用することになります。
もうひとつは、裁判所に投稿削除の仮処分命令を下してもらうよう申立てる方法です。仮処分とは、訴訟をしていると時間がかかるため、暫定的に「記事内容が権利侵害に当たるので削除する」と裁判所が決定を下すものです。5ちゃんねる(5ch)は、裁判所のLoki Technology Inc.に対する仮処分決定には従う姿勢を示しています。そのため、仮処分を利用すれば速やかに投稿が削除される可能性が高くなります。
ただし、「5ちゃんねる削除体制」によれば、犯罪に関する情報と法人に関する情報は、「原則として、裁判手続によって仮処分を取得して、司法判断を待つ」とされています。したがって、逮捕歴・犯罪歴についての投稿や企業に対する誹謗中傷・デマなどについては、メールでの削除依頼ではなく、最初から仮処分を検討すべきでしょう。
5ちゃんねるは、他のSNSと異なり、時間の経過とともに証拠の収集が困難になる以下のリスクを抱えています。
一定期間書き込みがないスレッドや、投稿数が上限(通常1000レス)に達したスレッドは「dat落ち(過去ログ化)」し、通常のブラウザからは閲覧できなくなります。
運営の判断や板の再編により、スレッドが別の板へ移動することがあります。
5chのIDは日付が変わる(毎日24:00)とリセットされます。
5chのサーバーに保存されるアクセスログ(IPアドレス等)には保管期限があります。
まず投稿内容が自分の権利を侵害するものであることを示すために投稿を証拠化するところから始めます。 投稿内容を証拠として提示するには、次の3つの方法があります。
なお、スクリーンショットを撮るときや動画撮影をするときは、問題の投稿が載っているページのURLの全部を含めるようにしましょう。
仮処分命令を下す相手方が法人の場合は、その法人の資格証明書が必要です。5ちゃんねる(5ch)の場合は、Loki Technology, Inc.の資格証明書を取得することになります。しかし、同社は日本国内に事業所がないうえに、フィリピン法人の場合郵送先として指定できるのはフィリピン国内のみのため、郵送で取り寄せることもできません。
そこで、海外法人の証明書取得代行サービスを行っている会社に取り寄せてもらうことになります。5ちゃんねる(5ch)を債務者とする仮処分の申立ては少なくないため、あらかじめLoki Technology, Incの資格証明書を在庫してオンラインショップなどで販売しているところも多くあります。仮処分の申立てを検討する際は、このような会社に一度問い合わせてみるとよいでしょう。
次に、裁判所に投稿記事削除の仮処分命令の申立てを行います。申立ての際は、申立書と投稿記事目録(削除してほしい書き込みの目録)、証拠資料を提出します。投稿記事削除の仮処分を申立てるときは、債務者又は被害者である債権者(自分)の住所地を管轄する裁判所に申立てればよいことになっています。
仮処分が認められるには、①名誉権やプライバシー権などの保全されるべき権利(被保全権利)があること、②それらの権利が保全される必要があること(保全の必要性)の2つの条件をみたさなければなりません。ただ、それらを示すための証拠資料は、通常の訴訟のように事実関係を客観的に証明できることまでは求められていません。権利侵害があったらしいと裁判官が思える程度(「疎明」)で足りるとされています。
次に、債権者・債務者がそれぞれ裁判官と話し合う「双方審尋」が行われます。審尋では、裁判官と弁護士(申立人の代理人)が投稿内容の違法性や違法と認められるために必要な書類証拠について議論をします。相手方が海外法人であっても、削除を求めて仮処分を申立てる場合は、債権者・債務者それぞれについて審尋を行うことが原則です。
裁判官に権利侵害と保全の必要性が認められれば、仮処分命令の発令の前に、法務局への担保金の供託が要求されます。担保金の供託が必要になるのは、5ちゃんねる(5ch)側にとって不当な仮処分決定となった場合、Loki Technology, Inc.に対して損害賠償金を支払わなければならないためです。担保金の金額は、投稿数などによりますが、およそ30〜50万円が相場で、Loki Technology, Inc.が権利行使しなければ一定の手続を経たあとに還付されます。
供託金を納めたあと、裁判所が投稿記事削除の仮処分命令を発令します。相手方が国内の事業者であれば、当事者の双方に決定正本が送達されます。5ちゃんねる(5ch)の場合は、決定正本を申立人自身が受け取り、そのコピーをmeiyokison@5ch.netにメールで送れば、任意で削除に応じてもらえることが通常です。
5ちゃんねる(5ch)の投稿削除を弁護士に依頼すると、さまざまなメリットがある一方で、デメリットもあります。それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのか、みてみましょう。
自力で請求しても削除してもらえなかった場合、削除してほしい理由の法的根拠が不十分だったかもしれません。弁護士であれば、メールでの削除依頼のときにも法的根拠を明らかにした文面を作成するので、削除に応じてもらえる可能性が高くなります。
先ほど、5ちゃんねる(5ch)の投稿は2ちゃんねる(2ch.sc)にもコピーされると述べましたが、2ちゃんねる(2ch.sc)以外にも「みみずん」「ログ速」「2ちゃんねる勢い速報」といった、いわゆるコピーサイト・ミラーサイトにも投稿が転載されている可能性があります。そのため、5ちゃんねる(5ch)の投稿を削除してもこれらのサイトに投稿が残っていれば、引き続きたくさんの人の目に触れることになります。5ちゃんねる(5ch)の削除請求の経験豊富な弁護士であれば、これらのサイトにもまとめて削除請求をすることが可能なので安心です。
「客足が遠のいて売上が落ちた」「得意先との取引がなくなった」など、5ちゃんねる(5ch)の投稿によってなんらかの金銭的な損害が出る可能性もあります。そのときは、削除だけでなく投稿者を特定したうえで損害賠償を請求することができることがあります。また、投稿内容が悪質な場合は刑事告訴をして相手に刑事責任を問うことも可能です。
弁護士に依頼するデメリットは、弁護士費用がかかることです。弁護士費用は削除する投稿数や難易度により異なりますが、さまざまな経費も入れると数十万円になることも珍しくありません。一時的であっても大きな出費が発生するのは手痛いことかもしれません。しかし、将来安心して生活を送れるための費用であると割り切ることもできるのではないでしょうか。
5chの削除依頼が拒否された、あるいは「消すだけでは気が済まない」という場合、弁護士は以下のステップで投稿者の責任を追及します。
削除が困難な内容(意見・感想など)であっても、悪質な場合は「誰が書いたか」を特定する手続を進めます。
投稿者が特定でき次第、被った精神的苦痛や営業損害に対する慰謝料を請求します。
殺害予告や度を越した名誉毀損については、警察へ告訴状を提出し、加害者の処罰を求めます。
法的に削除が難しい「正当な感想」などの場合、Google等の検索エンジンに対して「検索結果からの除外(非表示)」を申請する、あるいはポジティブな情報を増やして悪評を目立たなくさせる対策を検討します。
5ちゃんねる(5ch)はインターネットユーザーからの認知度の高い掲示板ゆえに、投稿削除依頼も多いと推測されます。速やかに投稿削除を依頼する際には、法的根拠に基づいた削除理由を伝えることが必要です。法的根拠に基づいて依頼を行い、少しでも早く削除してもらうには、弁護士選びもまた重要なポイントになります。
弁護士は日本にたくさんいますが、その中でIT問題の取り扱い件数が多い弁護士は決して多いとは言えません。IT問題にあまり詳しくない弁護士が他のユーザーの目に見える形で投稿削除依頼をすると、かえって炎上してしまい二次被害が生じるリスクもあります。そのため、二次被害を未然に防ぐには、IT問題の取り扱い件数が多い弁護士を選ぶことが必須条件と言えるでしょう。
5ちゃんねる(5ch)は、運営会社が海外法人であり、コピーサイトやミラーサイトも存在するなど、ほかのインターネット掲示板とは大きく異なる特徴があります。そのため、ほかのインターネット掲示板よりもやや特殊な手続が必要です。そのため、弁護士に依頼するときには5ちゃんねる(5ch)のことをよく知っていて、削除や投稿者特定の取り扱い件数の多い弁護士を選ぶようにしましょう。
5ちゃんねる(5ch)は、「過去に受けた請求から、表現の自由を配慮したリーガルマインドを持った弁護士と認めた者からの請求については、正当な理由があるものについて、原則として対応する」との方針をとっています。そのため、5ちゃんねる(5ch)に削除依頼をして削除が成功した実績のある弁護士に依頼をするのもポイントです。
5ちゃんねる(5ch)の投稿について削除請求を依頼するときの弁護士費用はどれくらいになるのか、不安な方も多いのではないでしょうか。ここでは、投稿削除に関する弁護士費用の相場と弁護士法人アークレストの弁護士費用を比べてみます。
※上記金額に消費税がかかります。
Q1:5chの書き込みを削除するのに、期間はどのくらいかかりますか?
A1: メールによる任意削除依頼の場合、通常数日から2週間程度です。裁判所の仮処分を利用する場合は、数か月程度を要するのが一般的です。
Q2:伏せ字や源氏名でも削除できますか?
A2: はい、具体的事情に応じて対応が可能です。実名がなくても、職種や経歴、スレッドの文脈から「特定の個人」を指していると客観的に判断できれば(同定可能性)、削除の対象となり得ます。
Q3:2ch.scやコピーサイト(ログ速など)も一緒に消せますか?
A3: 5chの投稿は自動的に2ch.sc等へコピーされますが、これらは運営主体が異なるため、別途削除請求が必要です。弁護士であれば、これらのコピーサイトに対しても一括して削除対応が可能です。
Q4:自力で削除依頼を出すデメリットはありますか?
A4: 専用フォームからの依頼は内容が公開されるため、二次被害(炎上)を招くリスクがあります。また、法的根拠が不十分だと削除されないケースも多いため、確実に消したい場合は弁護士への相談を推奨します。
Q5:投稿から時間が経っていても特定できますか?
A5: 5chのアクセスログ保存期間は一般的に3ヶ月程度です。この期間を過ぎると、プロバイダ側でログが破棄され、投稿者の特定(開示請求)が物理的に不可能になるため、至急の対応が必要です。
5ちゃんねる(5ch)に削除依頼するときは、弁護士に相談されることをおすすめします。
5ちゃんねる(5ch)側は、「表現の自由を尊重する」という姿勢を見せていることから、明らかな差別やプライバシー侵害、誹謗中傷につながる投稿以外、削除には消極的です。そのため、削除人に納得してもらえるよう法的根拠に基づいて依頼をしなければなりません。
また、書き込みした投稿者を特定して損害賠償請求や刑事告訴を行うことを視野に入れたい場合は、発信者情報開示請求などさらに複雑な手続を行わなければならないので、弁護士の協力が不可欠なものになるでしょう。5ちゃんねる(5ch)の書き込み削除を希望される方は、弁護士法人アークレスト法律事務所の弁護士にご相談ください。